海外のセキュリティ企業のSentinelLabsの研究部門SentilenOneの報告によれば2009年以降に販売されたDell製Windowsを搭載する端末のほとんどで5つの深刻な脆弱性が発見されたとのことだ。これに合わせて、Dellは修正パッチを公開している。

脆弱性の内容としては、あまりにも深刻かつ被害の幅が広い為に詳細は伏せられているのだが、侵入者の特権昇格に利用される可能性があるとのことだ。ただ、幸いにも現在はこの脆弱性が悪用されているような報告は上がってはきていない。

だが出荷済みのPCに関しては、修正パッチがPCにプリロードされていないため、もしDell製のPCを購入された際はファームウェアを更新する必要があるとのことだ。

2009年以前のPCを使われている方は、恐らくごく少数と言えるだろう。よって今回の修正パッチに関して言えばDellユーザーのほとんどが更新しなければならない。情報漏洩問題が日に日に深刻になっていっている世の中で、早急に対応しない理由はない。