ドラマや映画の違法配信サービス2つを運営していた8人の男女が、著作権侵害やマネーロンダリングなどの容疑で起訴された。この違法配信サービスはアメリカ最大級のもので、配信作品数はNetflix・Hulu・Vudu・Amazon Prime Videoといった正規サービスよりも圧倒的に多かったとのこと。
起訴された8人は2007年から2017年にかけて「jetflicks」というサービスを運営していました。jetflicksは、Pirate BayやTorrentzなどのTorrentファイル検索データベースを用いて違法に共有された著作物を自動化プログラムで入手し様々なデバイスに提供していた。その内容は、月額9.99ドル(約1100円)で18万3200点以上のコンテンツが見られるというものだ。
jetflicksはすでにサービスを終了しているが、運用当時のサイトは以下の通りだ。
By cointyo.jp
司法省によると対象となったサービスはもう1つありまる。それが、被告のうちの1人、ダリル・ジュリアス・ポロ容疑者がjetflicksを辞めた後に開始した「iStreamItAll」。iStreamItAllもjetFlicksと似たサービスだが今回の起訴によって近々閉鎖される見込みでだ。
8人のうち主犯格2名は著作権侵害・マネーロンダリング・犯罪幇助の容疑で、残りの6名は著作権侵害の容疑でそれぞれ刑事告訴されており、ワシントンポストは量刑について「主犯格2名は懲役数十年、残りの6名は最高で5年の罪になる見通し」と報じている。
大手サイトより動画やコンテンツがあるサービスでも思わぬ落とし穴がある。セキュリティ面に関しての報告はあがっていないが、マルウェアの混入や個人情報の取り扱いには大きく懸念が残る。