LINEの情報漏洩問題に続報だ。LINEは3月23日、記者会見を行った。報告によれば、コミュニケーションに関連する開発やモニタリング業務について終了したとのことだ。
これは個人情報保護委員会における報告徴収の期限によるもので、当初は発覚した事件の顛末・詳細について発表するはずだったが、予定を変えてLINEの現状と今後の方針について説明を行った。
LINEの代表取締役社長の出澤剛氏は「多くの利用者の信頼を裏切ることになり、重く受け止めている」として謝罪を行い、プライバシー・ポリシーの遵守を改めて約束している。
その為の施策としてLINEの管理を一元して国内化を図るとし、中国からのLINEサーバーに対するアクセスを既に禁止しており、コミュニケーションに関する機能、サービス面に関する中国における開発、保守、運用についても既に停止しているとのことだ。
また、韓国サーバーで運用されているLINEトークの管理は6月までに、公式アカウントに関しては8月までに日本国内のサーバーにて管理体制を整えるとのことだ。
現状、情報漏洩の内容の詳細は明示されていない。今後も、本件の動向には注意を払いたい。