【2019年6月記事】
日本ではあまり知られていないがハッカーとは本来、悪者ではない。世界では仕事としても認められており、今回はそんなニュースになる。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は6月24日にプレイステーション関連の脆弱性の発見者に報奨金を贈呈するプログラム「PlayStation Bug Bounty」を開始した。
Google、Microsoft、Facebookが創設した米独立系バグバウンティプラットフォームのHackerOneとの提携しこのプログラムを開始している。
HackerOne上の「PlayStation Bug Bounty」
同社はこれまで、セキュリティ専門家のみが参加できるバグ報奨金プログラムを提供してきたが、新プログラムは一般ゲーマーも参加でき最も低い報償金でも100ドルとのこと。
報奨金の目安
なんとこれによればプレイステーション4(PS4)の危険度最高の脆弱性を報告すると、5万ドル以上の報奨金を獲得できるといのだ。対象はハードウェアだけでなく、playstation.netやmy.playstation.com、ゲームストアなど広範に及ぶがPS3以前、PS Vita、PSPのハードウェアは対象外とのこと。
同様のバグ報奨金プログラムは多くの大手企業が行っており身近な企業として実施しているのはamazonなどの生活に関わる企業だろう。
悪用するのではなく、世界の人々を助ける為にインターネットの技術を習得するのも悪くはないかもしれない。