by abc news
フィンランドの心理療法センターに通う数千人の患者の個人情報がハッキンググループに盗まれ、『データを公開されたくなければ45万ユーロをビットコインで支払え』と要求されているとのことだ。情報によればその診療機関(Vastaamo)は政府が委託している公衆衛生システムの下請け機関で精神医学などのセンシティブな治療を行う機関とのことだ。
ハッキングは2018年から3度攻撃されたと報告されておりVastaamoが支払いを拒否した為、ハッキンググループは2020年10月21日からTor経由で、26日までに300人以上の情報が公開されたと報じられている。
これに対し国家調査局(KRP)も調査を開始したが詳細は明らかになっていない。
28日現在、情報の公開が止まっておりVastamoが身代金を支払ったのではないかとされているが、これに対して同機関はコメントを控えている。
これに関連していえる事だが、住所・性別・勤務先などの個人情報の中でも重要度は分別されている。今回、情報漏洩している病歴(その他、整形歴など)は特に重要度が高いとされておりフィンランド政府はこの事態を重く受け止めなければならないだろう。