Twitterが二段階認証のユーザー情報を誤利用

Twitterに電話番号を用いた二段階認証がある。今回の発表ではこの電話番号が意図しない形でターゲット広告に利用されていたことが明らかになりTwitterが正式に謝罪した。


Twitterは二段階認証などのセキュリティ目的で設定した電話番号およびメールアドレスが、テイラードオーディエンスおよびパートナーオーディエンスといった広告システムに意図しない形で利用されていたと報告した。

これは過去にFacebookでもあった事例で、その際は50億ドルの損害賠償が求められている。

テイラードオーディエンスとは特定のTwitterユーザー層をターゲティングするための広告ツールだ。広告主は広告主自身が持つメールアドレスや電話番号などのマーケティングリストに基づき、顧客を広告のターゲットに設定することができる。

Twitterによると広告主がツールにマーケティングリストをアップロードした際、ユーザーがアカウントのセキュリティのために入力した電話番号やメールアドレスが、マーケティングリストと照合されており、これはエラーであるということでTwitterは正式に謝罪している。

 

Twitterは影響を受けたユーザーの数は未だ判明していない。Twitterは今回の件について質問がある場合は「以下のフォームからご連絡ください」と記している。
Twitter | Data Protection Inquiry Form

大企業がでさえソーシャルエンジニアリングや、システムのエラーで個人情報の取り扱いに脆弱性が出ている中、我々はどのように顧客の情報を守っていかなければならないのだろうか。

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