アメリカのサイバーセキュリティ庁 (CISA)が2020年2月14日に、連邦捜査局(FBI)と共に北朝鮮政府暗黙の7種のマルウェアを特定したと発表した。
USMAは同時にTwitterで、「北朝鮮政府に帰属するマルウェアがFBIによって公開された。これは北朝鮮への制裁回避の為だ」と投稿した。
CISAは、北朝鮮政府による悪意あるサイバー組織『HIDDEN COBRA』と呼称し今回特定したマルウェアやそれを使った犯罪行為が、北朝鮮政府によるものだと発表している。「HIDDEN COBRA」は別名Lazarus Groupとも呼ばれており、過去にソニー・ピクチャーズへのサイバー攻撃や脅迫などに関与したとされている。
また、皆様もよくご存じのランサムウェア「WannaCry」も、「HIDDEN COBRA」のメンバーが作成したものとされている。
今後もアメリカはTwitter等で発見されたマルウェアを公開し抑止力として活用していくと考えられている。