ウェブルート株式会社は12月17日、「最も危険なマルウェア2019」を発表した。
ランサムウェア部門では、やはり「Emotet」が1位となった。ワナクライから有名となったランサムウェア。進化を遂げたEmotetは他のウイルスを呼び込む上にボットの性質をも持っているのだ。
Emotetの主な感染経路はなりすましのメールからである。例えば知り合いを装ったメールであったり、勤務している会社を装ったメールであったり、身近な生活に携わる企業であったり様々だ。
一度、ネットワークに入り込んだEmotetは管理者権限を乗っ取りファイヤーウォールを始めとしたセキュリティを無効化することも可能だ。
人為的なミスによる感染は完全に防ぐことは困難を極めるだろう。万が一感染してしまったとしても拡大しない対策を講じなければ同一ネットワークのデバイスが全て感染してしまう恐れがあるだろう。