約2000万人以上が「詐欺アプリ」をインストール。 数週間後には有料化?

By weekly.ascii.jp

今回、問題となっているのは「無料アプリ」だ。ウイルスやスパイウェアに対する保護サービスを提供するSophotsLabsが、「試用期間後に自動で数万円の有料購読契約が結ばれる」というAndroidの詐欺アプリに対する注意を促した。


問題の詐欺アプリは、「QRコードリーダー」「コンパス」「GIF画像メーカー」のような単純な機能しかない、どこにでもありそうな無料アプリ。いずれのアプリも起動すると、無料試用期間が終了したときのために、クレジットカード情報の入力を求められるのだが自動更新されて高額な支払い請求がくるというものだ。
その上、請求をキャンセルするにはアプリのアンインストールではなく、「定期購入の解約」を行わなければならない。

定期購読の解約を行うには、Google Google Playストアのメニューアイコンからお子いない、定期購読の欄から「定期購入を解約」をタップする。

SophotsLabsの研究チームが、問題の手口を使う詐欺アプリをGoogleに15個報告したところ、Googleは当該アプリを15個中14個削除したとのことだが調査を続けたところ、類似のアプリが多く見つかる結果となった。

同様の手口を使う詐欺アプリのインストール数は2000万件を超え、利用者は気付かない内に高額の請求を支払っているかもしれない

問題の詐欺アプリはマルウェアなどを含んでいないため、Google Playストアのポリシーに反しているわけではない上、Google Playストアでは支払後48時間が経過すると払い戻しも受けられないため、倫理的に問題があるといえます。

SophotsLabsの研究チームはGoogleに対して、Google Playストアのポリシーの引き締めを提言しており、こういった詐欺アプリが合法化されてしまうGoogle Playストアのポリシーに存在する「抜け穴」を潰すべきだと主張している。

Appストアとは違い、自由度が高いと言われるGoogle Playストア。利用者は、自由の裏に見え隠れする罠にも気を払っていかなければならない。

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