NEC防衛事業部門のサーバが不正アクセスを受ける。

日本電気株式会社(NEC)は2020年1月31日、NECの防衛事業部門で使用するサーバが、外部からの不正アクセスを受けたことを明らかにした。

2020年になっているにも関わらず内容としては、かなり杜撰な内容といえるだろう。

報告によれば、2016年12月以降に行われたサイバー攻撃について、初動段階で検出できておらず2017年6月にセキュリティ企業の脅威レポートに記載された通信パターンの発生状況を確認したところ、社内端末から不正な通信が発生し、サイバー攻撃の発生が明らかになったとし、2018年7月に解析に成功しそれ以降、順次対応しているとのこと。

報告によれば、27,445個のファイルに不正アクセスの形跡がある様だ。これに対してNECは個人情報、秘密等の流失はないがアクセスの形跡があったファイルに関連するお客様には個別に対応を行うとしている。個人的な見解ではあるが、この報告、対応に対して疑わしく感じる。合わせて、インターネットセキュリティを提供する会社が年単位での報告の遅れがあることが嘆かわしく感じるのは、否めないのではないだろうか。

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