2018年10月にブルームバーグが発表し、大きな問題になった鉛筆の芯と同様の大きさのスパイチップのことを皆様はご存じだろうか。このチップはBMC(ベースボード管理コントローラー)に該当するとされ、これはコンピューターのハードウェアの状態を監視や、管理のための操作を行うことが出来るものと報道された。
その報道以来、Supermicro製マザーボードを使用しているAmazonやAppleなどが事実無根として、発言の撤回を求めていたが今回、それを裏付ける新たな証拠が見つかったとのことだ。
2021年2月12日の報道によればSupermicro製サーバーのBIOSに悪意のあるコードが発見されたとのこと。今回発見されたコードはBIOSの未使用メモリ部分に埋め込まれており、コンピューターの起動と同時に外部データと送信を続けるというものだ。さらに、異なる工場で異なる時期に製造されたSupermicro製サーバーで同じ異常なコードが発見されており、製造段階で混入されていると推定されている。
2年越しのスパイチップ事件。事件が明らかになる日がくるのは、いつの日になるのだろうか。