インスタはサードパーティ製アプリへの対策が遅い

Instagram(インスタグラム)は、サードパーティ製のアプリから、ユーザーの個人データを守る活動をやっと展開しはじめた。

ユーザーのアカウントへの、サードパーティ製アプリからのアクセスを削除するツールを提供することはGAFAでは、ごく一般的になっておりInstagramはかなり対応が遅いといえるだろう。

しかもInstagramは、その機能の導入を急いでいるような様子もなく同社によれば、今回の新しいセキュリティ機能は、徐々に展開されるように設計されているため、すべてのユーザーに行き渡るのに、なんと6ヵ月もかかるという。本来、新機能は数日から、長くても数週間以内に展開されるもので、こと個人情報に関わる事項は性急に事を進めなければならない。

過去にInstagramの親会社である、Facebookの大規模な個人情報漏洩を鑑みれば、開いた口が塞がらない。

たしかにInstagramは、Facebookと比べれば、詐取可能な個人情報は少ないのかもしれないが、女性のユーザーを多く抱える同サービスとしてはユーザー側からすれば、余計に不快に感じられるかもしれない。

Instagramは、この機能の展開が、なぜそんなに遅いのか、公の発表では明らかにしてないが、サードパーティのデベロッパー用のAPIの変更とリンクしているとの噂で、同社はデベロッパーに対して、Instagram Legacy API Platformから、Facebook Graph APIに移行するための時間的猶予を与えているそうで期限は2020年3月2日に廃止されることになっている。

いまや多くの人が使うサービスが、このような事態になっているのは大変嘆かわしい。

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